車両火災にもなりかねない故障車入庫

通称名プリウスⅡ型、型式NHW20、初度登録平成16年6月。走行中後部でパーンと音が出、同時に異様な臭いがし黒煙が車内に入ってきた。運転者はエンジンを停止し、当社に連絡を入れた。当社では連絡を受け、運転者に安全を指示し現場へ向かった。着いてみると確かに煙と臭いが確認されました。サービスマンは駆動バッテリーの電源を遮断し様子を見た。数十分後には臭いは残っているが、煙は無くなったので工場へ入庫させた。

点検すると、駆動バッテリーより液漏れが見つかり、高圧部分の配線がフヤケていた。煙はこの部分から発生だった。廃車にするとの事だったのでこの先の点検は行わなかったが、このタイプの車は、駆動バッテリー満杯充電ですので、過充電か駆動バッテリーの劣化と思われたが、荷室内に水漏れ跡があった、ショートの可能性も否定できない。走行キロ数も23万キロ超でした。

この車は以前に当社で点検した際、駆動バッテリーの異常が見つかり駆動バッテリーの交換が必要と連絡注意を促しておりました。大事に至らなかったのが幸いと感じた。

当社の予防整備は、安心、安全、経済的なメリットを提供しております。

【写真: 駆動バッテリー】